開業部会 業務お得情報⑦

企業内人材育成助成金

◆趣旨

 従業員に教育訓練、職業能力評価、キャリア・コンサルティングなどを計画的に実施する制度を導入し、継続して人材育成に取り組む事業主を支援する助成金


◆要件

・雇用保険適用事業所の事業主
・職業能力開発推進者を選任している事業主
・雇用保険被保険者を解雇など事業主の都合により離職させた事業主以外の事業主
 ※その他要件は下記URLをご確認下さい。


◆概要

・企業内人材育成助成金は3つの制度があります。
 ①教育訓練・職業能力評価制度
 ②キャリア・コンサルティング制度
 ③技能検定合格報奨金制度
・①の教育訓練・職業能力評価制度は、更に、2つのコースに分かれます。
 (1)教育訓練制度
 (2)職業能力評価制度


◆助成金の額(中小企業の場合)

制度の導入 実施
①教育訓練・職業能力評価制度 5 0万円/(1)と(2)の両方、又はどちらか1つの導入  
(1)教育訓練制度 5万円/人
(2)職業能力評価制度 5万円/人
②キャリア・コンサルティング制度 30万円 5万円/人
③技能検定合格報奨金制度 20万円 5万円/人

※実施助成の上限:10人(①は(1)(2)を合算)



◆導入から支給申請までの流れ

【前提】制度導入・適用計画の計画期間を4ヶ月間、開始日を4月1日、導入制度を『職業能力評価制度』、評価日を7月5日とします。
・2月末まで:計画届の提出
 ※3月末まで:職業能力体系図など職業能力評価実施計画書を労働者へ周知
・4月1日~8月末:適用期間 (※制度導入日:4月1日)
・7月5日:職業能力評価を終了し、被評価者にジョブ・カードを手交する日
・7月6日~9月5日:支給申請


◆就業規則について

・制度導入日である4月1日施行で、就業規則の届出が必要(10人以上の場合)
・就業規則の規定例:
 (職業能力評価)
  ○条 会社は業務の遂行に必要な職業能力を体系的に定め、会社が指定する労働者の保有するその職業能力の評価を、計画的にジョブ・カードを活用して行う。


◆申請書の提出先・相談窓口(東京都の場合)

・窓口:ハローワーク助成金事務センター分室
・住所:文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル3階
・TEL:03-3813-5071
・開庁時間 平日(月~金)8時30分~17時15分


◆参考URL

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000081260.html


◆実際に申請した感想

この助成金は昨年、新設された助成金のため、労働局の窓口の対応も定まっていません。
一方の窓口担当者からOKが出た計画届でも、他方の窓口担当者からは修正を依頼されることがあります。

開業部会 山崎 博幸




トライアル雇用奨励金

◆趣旨

職業経験、技能、知識等の不足から安定的な就職が困難な求職者について、ハローワーク等の紹介により一定期間雇用した場合に、事業主に対して助成する助成金


◆主な要件

・雇用保険の適用事業の事業主
・ハローワーク、地方運輸局(船員となる場合)または職業紹介事業者(以下、「ハローワーク等」という)に提出された求人に対して、ハローワーク等の紹介により雇い入れること
・原則3ヵ月のトライアル雇用をすること
・1週間の所定労働時間が原則として通常の労働者と同程度(30時間(対象労働者が日雇労働者、ホームレスまたは住居喪失不安定就労者の場合は20時間)を下回らないこと)で雇い入れること


◆主な対象労働者

・安定した職業に就いていない者
・紹介日において就労の経験のない職業に就くことを希望する者
・妊娠、出産又は育児を理由として離職した者であって、紹介日前において安定した職業に就いていない期間(離職前の期間は含めない。)が1年を超えているもの
・生活保護受給者
・母子(父子)家庭の母(父)等
・日雇労働者、季節労働者


◆助成金の額

対象労働者1人あたり月額4万円(上限)※、支給対象期間原則3ヵ月
ただし対象労働者が母子家庭の母等または父子家庭の父の場合、1人あたり月額5万円が支給されます。


◆導入から支給申請までの流れ

・計画提出・・・雇入れ日から2週間以内
・支給申請・・・トライアル雇用終了日の翌日から起算して2か月以内
・申請場所・・・ハローワークまたは労働局
・計画提出時に提出するもの・・・トライアル雇用実施計画書
・支給申請時に提出するもの・・・
トライアル雇用結果報告書件トライアル雇用奨励金支給申請書、トライアル雇用期間勤務予定表、支払方法・受取人住所届、トライアル雇用実施計画書の写し(ハローワークの押印のあるもの)、支給要件確認申立書、トライアル雇用期間中の出勤簿又はタイムカードの写し、トライアル雇用期間中の賃金台帳の写し、トライアル雇用期間中の雇用契約書又は雇入れ通知書の写し、常用雇用移行後の雇用契約書または雇入れ通知書(常用雇用に至らなかった場合は不要です)


◆申請書の提出先

事業所の所在地を管轄するハローワーク


◆参考URL

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html


◆実際に申請した感想

数年前に数多く利用された助成金です。
対象者の要件が厳しくなり、現在では利用が少なくなっていると思います。
そのような中、最初の計画書提出が2週間以内と期限が短いので、注意が必要です。

私が手続きをしました実際の申請、手続きのスケジュールを記載します。
(雇用~支給まで半年程の時間を要しました。)
雇用日:8/17、トライアル雇用期間:8/17~11/16
トライアル雇用実施計画書提出日:8/20(計画書は雇用開始日から2週以内になります)
トライアル雇用奨励金申請書提出日:11/18(申請書はトライアル雇用終了日の翌日から起算して2か月以内となります)
支給決定日:12/28 (120,000円)
振込日:1/25

開業部会 後藤 武


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